IKIJIの流儀6 - ポロシャツの胸には笑顔を

現代のテニスウェアの代表はポロシャツですが、実は元々はテニスシャツがあったのですが、20世紀の初めに一般的にはテニス選手よりもポロ競技の選手の方に人気があり、テニス選手は布帛のシャツを着ていてポロ競技の選手が着ていたシャツはスタイリッシュなジャージーで、テニス選手はポロ競技の選手の人気にあやかりたくポロシャツを着たのが始まりだとか。


現代のポロシャツはテニス選手どころか、一般の老若男女の必須のデイリーウェアとなっておりますね。特に胸にキャラクターマークの付いたポロシャツはテニスウェアでは、ワニのマークや月桂樹のマークが一般的に有名ですが、これは皆有名なテニス選手のブランドですね。では日本のテニス選手からはそのような世界に通用するマークは誕生するでしょうか?錦織圭選手?大坂なおみ選手?はてそれ以外に誰かいるでしょうか?それがひとり居たのです!


日本に最初にテニスが紹介されたのは1878年(明治11年)そして日本選手がウィンブルドン大会に初参加したのが、1920年(大正9年)商社マンの清水善造が長期休暇でロンドンに行き予選から参加で見事準決勝まで勝ち進み、当時の世界一プレイヤーの米国のビルチルデンと戦い残念ながら敗れております。しかしその翌年のデビスカップで再び清水とチルデンが戦い、2セットアップで清水がリードしておりましたが、チルデンの3セット連取され敗れてしまいました。この時に清水選手は世界ランク4位まで上がっておりました。


実はこの試合で「やわらかなボール」という伝説が生まれました。プレイ途中でチルデンがコート内で転倒してしまい、その時に清水はスマッシュを決めずに転んでいるチルデンの近くにゆっくりとしたボールを返し、チルデンは素早く立ち上がって打ち返しポイントを得ました。この清水のプレイに観客は真のフェアプレイヤーだとスタンディングオベーションで拍手を送りました。彼はいつも礼儀正しくその笑顔から「Smily Shimmy(ニコニコ顔の清水)」と呼ばれフェアプレイ選手として称えられました。IKIJIのポロシャツには世界に通用する日本の笑顔のIKIJIマークが付いております。

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