IKIJIの流儀48-包み込む

 音楽やスポーツそしてファッションは今や国境を越え、共通のルールや感性等に則り、世代をも越えたグローバルな展開になり、地球全体を包み込む人類社会にとって欠かすことの出来ないものとなっております。

 この包み込むという行為は一番の愛情表現のようです。形があるものを別の形に押し込んだり覆い隠すのではなく、ソフトに覆う事で、一体となり新しい形を生み出します。日本の着物は平面的な衣服が、この包み込む事で次なる新しい形を形成するものです。着物にはボタンがなく、羽織って帯で締めることで、緩急をつけてその人に合わせたスタイルを自らが作り上げるものなのでしょう。

 IKIJIのコートは、どのようにして着るかは、それぞれに緩急を考えた着物スタイルが多いです。ボタンがなくタイベルトで締める、その名の通りラップアラウンドコートです。今季いち推しのIKIJIのコートは、糸の撚りを強くしてサラッとしたタッチで軽くて皴になりにくいサマーウールで仕立て、春らしい茅色と紺の二色展開で、春一番に颯爽と着こなしてほしい一着です。どのようにして着こなすかは、貴方の羽織り方次第です。

 

ウールコート
¥93,500

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