IKIJIの流儀22-考えるポケット

 人は物思いや、何かを考える時の仕草に腕を後ろに回したり、胸の前で組んだりしますよね?後ろ手に組んだ時は、何故か頭が前に垂れてきたり、胸の前で組んだりすると眉間にシワが寄ったりしてしまいます。では一番自然なポーズとは?あの有名な坂本竜馬が思案する時の得意なポーズに、懐手がありますね。着物の袖から腕を抜いて懐のところで腕を交差するあのポーズです。

懐手かくて人の世に飛躍あり

  何もしない人の仕草という人もおりますが、私はまっすぐ前を見つめながらの日本男子の思案のポーズだと思います。良い案が浮かんだ時は、さっと懐から手を袖から出して立ち上がって行動に移す、その一連の仕草が何とも絵になるものです。これは着物ならではの仕草ですが、おっとどっこい、シャツを着ていても出来るのです。それが、思案の為の考えるポケット付きシャツです。

 思案の為の考えるポケットは、ものを入れるよりも手を入れる為のポケットで、お腹の上に両サイドから手を入れるポケットです。スウェットのパーカー等にみられるお腹の上に貼り付けられたポケットなどを指します。これを西洋では、カンガルーポケットと称します。言われてみれば、確かにカンガルー。このポケットをなんとIKIJI ではシャツに設けてしまいました。

 綿100%のしっかりとしたシャツ地で、裏側に思いっきり手を突っ込んでも大丈夫なように補強の生地をあしらい、ポケットに手を入れて思案していても大丈夫な仕様です。竜馬のようにこれからの未来に思いを馳せる時には、このシャツを着て腹に手を当てて、じっと思案するのも乙なものですよ。このシャツは、貴方の一番信頼のおける腹心のようなものでしょうか?

 サイドポケットシャツ
¥28,000

コメントを書く - Leave a comment

全てのコメントは公開前に承認が必要です - All comments are moderated before being published