IKIJIの流儀特別編4-島崎爽助

リレー方式インタビュー第四弾は、元伊勢丹研究所の島崎爽助さんです。

IKIJIプロジェクトマネージャー近江(以下:近):今日はお時間いただきありがとうございます。まずは、自己紹介をお願いします。

島崎さん(以下:島):学生時代に縁があって、福澤幸雄さんという有名な自動車レーサーのナビ係として、2か月半車でヨーロッパのスポーツ市場、展示会の調査と欧州自動車レースのレポートをしたりして、卒業後、伊勢丹研究所に入社。商品開発や宣伝広告店舗開発などを手掛けた後、様々な会社の商品企画デザインコンサルティングや商業環境事業計画アドバイザーなどを経て、今に至っています。

近:長嶋正樹さんとの関係を教えてください。

島:元々「三陽山長」の靴が好きで購入していて、SNSに三陽山長のことをアップしたら長嶋さんと繋がり、そこからのお付き合いです。自転車で多摩川を走るときは長嶋さんのお店に歓談を愉しみに行くんですよ。

  

近:IKIJIは粋がコンセプトなのですが、粋について教えてください。

島:元々粋って花柳界の言葉なんですよね。今は、気配りができる人とかにも使うようになっているけど。粋って広く言えば「愛」だよね。周りの気配とか相手の事を考えて。百貨店でいえば、現場で実践体感した「顧客第一主義」だよね。デザインとかファッションで言えば何も引かない、何も足さない、ゼロってことだよね。ゼロって存在がないから、抽象的だけれどね。

近:ジャケットの着心地はいかがですか?

島:眠くなるような暖かさですね。それだけ着心地がいいってことですね。色が4色あって悩みますね。明るい色がいいかな。白髪になると暖色で明るい色が似あうようになるんですよ。ボトムは、カーキでもジーンズでも合わせやすいですね。サイズもMLで悩みますね。衿が詰まっているので、懐かしいIVYの雰囲気もありますね。

近:ありがとうございます。

  

近:趣味が自転車と伺ったのですが、自転車に関して教えてください。

島:寄り道・抜け道・戻り道が自由なので性格に合っていて、時速20km前後の自転車のスピードで街を走るとその景色が流れとともに記憶に残るんですよ。街の雰囲気とかを体感で覚えることができるので、私の仕事にはとても大事なのです。スポーツ自転車には16歳で乗り始めてから、これまでに8台くらい乗り換えてきたかな。

近:自転車を始めた経緯は?

島:競技用の自転車を売っているところが吉祥寺の学校の近くにあって、そこに並んでいた自転車にあこがれて。それ以来ずっと自転車に乗ってますよ。

 

近:最後にファッションを楽しむ極意を教えてください。

島:・・・。ファッションとは、今では服に限らず生活を楽しむってことだから、自分が楽しむ、生活環境を楽しむ、そして常に笑顔で過ごすということでしょうね。自分が楽しくなければ、まわりも楽しくないということじゃないですかね。それと、古い物事を知ることで、今に活かせることの幅が広がるということも大切です。  

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