IKIJIの流儀特別編3-長嶋正樹

リレー方式のインタビュー弾は、メンズシューズ業界の重鎮である長嶋正樹さんです。

IKIJIプロジェクトマネージャー近江(以下近):今日はお時間いただきありがとうございます。まずは、自己紹介をお願いします。

長嶋さん(以下長):靴のチヨダに入社後、営業やバイヤーを担当し、インポートシューズのセレクトショップ「トレーディングポスト」を立ち上げました。その後、「山長(現:三陽山長)」を立ち上げ国内生産の靴を伊勢丹で販売したら、大ヒットしました。革靴で軽くて履きやすくてかっこいい靴を20年位ずっと考えていて、それが完成したので現在は最後の仕事として大田区雪が谷大塚に店舗を構え、販売しています。

近:軽くて履きやすくてかっこいい靴は、特許を取った製法の靴ですか?

長:そうです。プラット式のグッドイヤーです。特許を取るのは難しくなかったのですが、日本でこの製法の靴を作れるところが無くて、そこが一番苦労し何度も挫折しましたが、海外でできるところを探して、そこで作ってもらうことができるようになったので、今のお店をオープンしました。

 ※プラット式グッドイヤー製法

製法の弱点である重さと固さを克服し、底の返りが良くスニーカーのような履き心地を実現した靴の製法。詳しくはこちら→https://www.ballband-jp.com/process

 

靴が大好きで、靴の事をずっと考えていらっしゃるからこそ考え出された特許製法。私も靴好きとして長嶋さんの靴を履いてみたい!

 

近:IKIJIは「粋」がコンセプトなのですが、「粋」について教えてください。

長:粋な行動などは出来ないですが、いいものをさり気なく着ているというのが、いいと思います。なんでもないものに見えるけど実はすごくいいものとか。靴を作る時も、デザインはシンプルで、素材のいいもの、機能に独自性があり、履きやすいということを意識して作っています。

近:IKIJIのデザインはシンプルなのですが、そこにポケットなどを付けることで、使いやすさをプラスしたり、デザインだけではなく、素材にもこだわっています。メーカーなので、着心地にも非常にこだわっていて、着心地を意識しながら商品の改良をしています。ポロシャツやパーカーなどは、常に改良を重ねていて、終わることがありません。こういうところが、IKIJIと共通していると思います。

長:商売で儲けようと思ってやってきていないので全く儲かっていないのですが、自分の思いを強く持って譲らずにやってきているので、そこをずっと突き詰めています。

 

近:ネルシャツの着心地はいかがですか?

長:生地がふわっとしていて、柔らかくていいですね。上品な感じで。サイズもピッタリです。

近:せっかくの機会なので、IKIJIストアにシューズを置いて、雪谷大塚のお店にシャツを置いていただきたいのですが?

長:いいですね。ショップカードを置いてもらって。このシャツとかを置きたいですね。お互いに何かできればいいですよね。

近:ありがとうございます。

※2021年1月からIKIJIストアでご覧いただけます。

近:最後にファッションを楽しむ極意を教えてください。

長:何だろう。極意・・・。自分が楽しんで似合うのが一番ですね。そのためには色々自分で勉強しないとダメだと思いますが。自分が着て満足できる服がいいと思います。

近:今日はありがとうございました。

 

<SHOP INFORMATION>

BRITHOUSE

145-0066 東京都大田区雪谷1-4-10 レオノーレ雪谷1F

営業時間11:00~19:00

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