IKIJIの流儀38-フーディは風流

 春になって暖かくなると、全国で花見が始まりますね。江戸時代は季節の順番で、梅見、桜見、桃見とそれぞれ趣の違いを楽しんでいたようです。

梅見は、正月明けで少し暖かくなり、近くの天神さまで友人たちと旧交を温める機会でした。次の桜見は桜にかこつけて、若い男女のオープンな交流の場であったため、女性は「花衣」と言って年に一度の晴れ着を着て大川(隅田川)沿いの見事な桜並木に出かけます。男性は花見以上にそれを見に行くのがことのほか楽しみでした。この桜見がお見合いの場でもあったのです。桃見になると、これは家族での「野掛け」つまり今でいうハイキングとして、郊外に出向き連なる花桃を楽しんでいました。この三つの花見を終えると江戸の町民は春が成就したと感じていたのです。

現代でも「花見に何を着ていこうか?」これは大事な事ですね。花を愛でるだけでなく同行する友やパートナーとのバランスもあります。テーラードジャケットって感じでもないし、ジーンズではお洒落ではないし。そして三寒四温の春先の天気は変わりやすく難しいですね。そこで現代の生活の中でも風流な「花衣」としてベストな装いが求められます。

IKIJIのお奨めの「花衣」は正に風流な高密度のリネンを使用したスプリングコートです。ゆったりとしたシルエットで、バッグを持たずに済む大きな腰ポケット、手を横から入れられる便利なマフポケット、風や雨の時に役立つ大きなフード、しっかりとしたアームパッチ、そして美しい花を引き立たせる青白磁という池の水色のようなニュアンスの生地の色が花見には無敵の仕様です。この春、マストアイテムの風流なスプリングコートになっています。

 

リネンコート
¥74,800(with tax)

コメントを書く - Leave a comment

全てのコメントは公開前に承認が必要です - All comments are moderated before being published