IKIJIの流儀35-職人気質

 

江戸の文化と言えば、それは町民文化ですね。武家でも公家でもなく町民が作り上げた文化でしょう。その町民とは、字の如く町に住んでいる商人や職人達です。特に江戸には多くの職人達がおりました。「江戸の三職」と言われていたのが、「大工」「鳶」「左官」です。江戸は火事が多く需要も高かったので、職人の中でも羽振りが良く、女性にもてる職種でした。

職人は一人前にならないと稼げないので、先ずは棟梁に弟子入りで七、八年の「年季奉公」衣食の心配はないが、給料は小遣い程度、その後に一年間の「お礼奉公」で弟子からやっと独立出来て、棟梁からは七つ道具の入った「道具箱」を御祝儀に頂き、一人前の「職人」に成れるという訳です。そしてハレの印である半纏を着られる様になります。

職人に「一人前になれ」と言われるのは、モノ作りを分業でなく、一人で一から十までこなすことが出来る事を「一人前」と呼ぶのでしょう。現代ではモノ作りの多くは、工場と呼ばれる大人数で細かく作業を分業化して、それぞれがパーツを担当するモノ作りに成っておりますが、IKIJIの革小物のモノ作りを担っている、二宮五郎商店は、いまだに職人の集団で、江戸の職人の心意気を受け継いでいる一人前の職人が、一つ一つモノ作りしております。

IKIJIでは今回二宮五郎商店の革小物のオーダー会を開催しています。勿論職人がオーダー頂いてから作りますので、納期は約二ヵ月掛かりますが、江戸職人の流れを受け継いでいる二宮五郎商店の革小物の逸品をお手元に、あるいは大切な人へのプレゼントにいかがでしょうか。詳しくはIKIJIのMAGAZINEコーナーをご覧ください。

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