IKIJIの流儀26-和紙のTシャツ

大昔、人類は二つの民族に分かれておりました。狩りをしながら移動する狩猟民族、そして定住して植物を植えて生活する農耕民族でしたが、現代はその複合民族でしょうか?狩猟民族はその獲物の皮や毛皮を剥いで衣服とし、農耕民族は植えた植物を利用してそれを纏い衣服としておりました。つまり日本人は植物繊維で作られた衣服を昔から着て生活していました。

 

 唯一、動物性繊維の衣服は蚕から作られた絹でしたが、一般の人は無縁な素材でした。多くは、今でいう麻に近いカラムシという植物から作られた繊維を取出し、紡ぎ糸にして撚って紐や縄にし、それを織ることから布を作り衣服にしておりました。その繊維を漉いて干したのが「紙」となり、現代でいう「和紙」が出来上がりました。つまり日本人の衣服の素材のルーツは紙と一緒だったのです。

 

 現代の人類が健康で快適な生活を営むには、身体の中の腸には野菜などの植物繊維が必須です。そして身体の外の衣服には、肌に優しく環境にも優しい植物繊維の衣服が不可欠です。現代は石油から作られた化学繊維が多いですが、これからは脱石油の時代で、身体にも環境にも優しい植物性の繊維の衣服に戻ると思われます。IKIJIは元々天然繊維を多く使用していましたが、今シーズンは究極の「和紙のTシャツ」をデビューすることになりました。

 

 この日本独特の和紙を細くカットしスリット状にして、それを尚且つ撚って糸にして、生地を作り上げました。和紙から作られた生地は、肌触りも優しく汗をかいても吸水性もあるので、肌にべとつかずサラッとしております。この蒸し暑い日本の気候に適した和紙の生地で、IKIJITシャツを作りました。この人類にも地球にも優しい和紙のTシャツを是非この夏のワードローブに加えてみてください。

和紙ポケット付きTシャツ

 ¥16,000

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