IKIJIの流儀42-要領を得る

 クールビズはかなり浸透したスタイルになりましたが、この先駆けは「カジュアルフライデー」でした。元々は米国で「カジュアルサースデー」が起き、それが日本では金曜日のビジネスウェアと提案とされました。1995年に大手総合商社が社員への提唱でスタートしましたが、ポロシャツは当時スポーツウェアであり、ビジネスウェアとしては要領を得ずに不適切とされてしまいました。

 

 ポロシャツはその名の通り、英国での人気のポロ競技(馬上でのホッケー競技)でのウェアで、100年ほど前にあまり人気のなかった仏国のテニス選手が、ポロの人気にあやかろうとポロ競技のシャツを着てプレイすることを考えました。当時のテニスシャツは布帛のオープンカラーでしたので、ポロ襟のニットシャツは動きやすいと爆発的な人気になり、それを見た米国のゴルフプレイヤーが、その人気にあやかろうとゴルフでポロシャツを着るようになりました。

 

 いろいろな国と競技を経て、ポロシャツは市民権を得るようになりましたが、名前だけはオリジンのポロシャツです。このシャツの特長は「ポロ襟」と呼ばれる独特のニットの編立の一枚襟です。この襟がニットでありながら品性を感じさせるのです。「要領を得る」とは元々「腰領を得る」で、要は腰を指し帯や裾を意味し、領は襟や首筋を意味します。衣服を着る時に重要なポイントで、この二か所がきちんと納まっていないと「要領を得ない」と言われるのです。

 

 IKIJI の代表作は、何といってもポロシャツです。素材、襟型、カッティング、縫製、色、すべてに精魂込めて作られ、「要領を得た逸品」だと自負しております。このフィッティングの良さで多くの方にリピートしていただいています。特にいまは年に一度のカスタムオーダーで胸の刺繡が選べるキャンペーンを行っております。今年は新たに二柄の刺繍を追加しました。この機会に要領が得られるポロシャツを一枚、いや数枚お求めに成られる事をお奨め致します。

 

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