IKIJIの流儀39-カミ頼み

 

 世の中不穏な状況の中、私たちの生活も様々な影響を受け、見直さなければ成らない事態になりつつあります。私たちの生活の必要としている殆どの物、例えばエネルギーから生活用品、食料品そして衣料品まで大半が輸入に依存しています。IKIJIMADE IN JAPANのものづくりをしていますが、それでも日本の衣料品の自給率は全体の約2%に過ぎないのです。

 

 MADE IN JAPANの商品でもその原料のコットンやウールは殆どが輸入品です。素材も含めて純粋なMADE IN JAPANは絹と和紙くらいです。今後もコットンやウールは、輸入されると思いますが、どのような状況に成るかはわかりません。不測の事態に備えて、国内素材で国内縫製という自給自足の商品が重要な課題になると思われます。

 

 和紙には千数百年の歴史があり、原料は、みつまた、こうぞ、がんぴ等を使用し、その製法や継承の仕方などがユネスコの無形文化遺産に認定されております。和紙は他の紙(洋紙)に比べると格段に繊維質が長く強い為、薄くても水に強く、吸放湿がよく、消臭効果もあり肌に優しいのでインナーウェアにも適しております。ここに着目したIKIJI は早くから和紙素材を使用しております。

 

 IKIJIの今シーズン和紙アイテムは、一番ベーシックなロングスリーブTシャツから半袖のポケットTシャツ、そしてコットンとの交織のデニムでのジャケットやパンツと幅広くあつかっております。素材からMADE IN JAPANのアイテムを作成することが、きっと未来に役に立つ取り組みになるでしょう。ぜひ一度、肌に優しい、社会に優しい、環境に優しい和紙商品をお手に取って頂きたいと思います。

¥61,600(with tax)
¥35,200(with tax)

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