IKIJIの流儀37-万有はBY YOU

 江戸時代、江戸で町民の娘が男と同じ仕事がしたいと、男の着物をきて男衆の中で普通に仕事をしている女性がおりました。しかしある時、女であることがばれてしまい、罪人として島流しの刑を受けてしまいました。同じ時代にフランスでは自由を勝ち取る為に男の服を着て行動した結果、投獄された有名な女性もおりました。当時は着る物で身分や所属地位を表しておりましたので、特に女性が男性の格好をするのは罪とみなされておりました。しかし男性が女装することは罪にはなりませんでした。

 

 何故に男装が罰せられ、女装は罰せられなかったかは、説明が長くなるのでここは省きますが、人類が衣服を纏うようになった古代には衣服に性差はありませんでした。中世以降に男は男服、女は女服というように、ある人類特有の理由から性別の衣服が生まれたとされております。

 

 IKIJIのお店ではよく女性のお客様から、「この服は私が着ても構いませんよね?」と問いかけられます。「ハイ、IKIJIの商品は男仕立ての作りになっておりますが、サイズと感性が合えば、服に性別はありません。お客様の中でもカップルでIKIJI の商品を共有されている方も多いです。海外のお客様も多数おりインターナショナルで万有な商品だと私たちは思っております。」 

 

 IKIJI は男女問わず、世の東西や年齢を超えた商品であり、愛される商品でありたいと願いこれからも作り続けて参ります。本年も変わらず皆様のご愛顧を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。 

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