IKIJIの流儀45-NEWは入念に
美味しい新米が出回る季節になりました。やっぱり食べ物は旬で新鮮なものが美味しくていいですね。しかし新米だけは、ちょっと違う表現にも使われています。新入りや新人たちのことを、「新米」と表現したりします。元々は、商いに入りたての新人たちは新しい前垂れ(前掛け)を付けさせられ一目で「おっ、新前だな!」と分かり、いつしか新前が新米になってしまったようです。
新しい商売はその時代の要求に応えるカタチで生まれて来ます。江戸時代までは「掛け売り」と称する、商品を先渡しで代金を年二回お盆と正月に回収するシステムでしたので、未回収分のリスクを上乗せして請求しておりました。そこに「越後屋」という呉服店が「現金掛け値なし、薄利多売、正札(定価)販売」を打ち出し、それまで一反単位で売っていたものを「欲しい分だけの切り売り」を始め、町民の人気店になりました。
この越後屋の商売スタイルがその後に小売業に多大の影響を与えたのは言うまでもありません。しかし最近では、薄利多売から多くの物を作りこみ、売れ残れば処分する商形態を見直し、様々な無駄を無くし、必要な分だけを作り、それを手頃な値段で供給し、必要な分だけを買ってもらうという商売のスタイルが出てきています。
IKIJIでは一人ひとりのお客様に対応のパーソナルオーダーとして「3Dボディスキャンオーダー」を始めました。既製品と同じモノでありながらお客様の身体にピッタリ合わせた製品を作り上げます。3D空間上に現れるお客様のアバターに立体パターンを作成し、パーソナルな完成品を供給する、正に未来志向で無駄を抑えた画期的な顧客満足度の高い商売のスタイルです。是非お客様だけの一点をお作りになられては如何でしょうか。