【開発ストーリー】フードが崩れないIKIJIのパーカー

【開発ストーリー】フードが崩れないIKIJIのパーカー

「一般的なパーカーは、フードの重さで後ろに引っ張られて苦しい。引っ張られるストレスが無い商品が欲しい。」という社内での一言から始まったパーカーの開発。

重さを感じない、引っ張られないようにするために、肩にフードが乗るようにすればいいのでは?と紙のパターン製作から始めました。着用時にもっとも良いバランスの位置にフードが乗るように、素材に合わせたパターンを設計しながら、部分縫い、サンプル作成を重ねること約10回。

パタンナー自ら試着し、飛んだり跳ねたり。どうすればフードが後ろに引っ張られないのか、実験を重ね、たどり着いたのがIKIJIのパーカーです。

 

 

<生地>

綿とリヨセル(ユーカリが原料の再生繊維)を使用したカシミヤのように柔らかくて滑らかな裏起毛の生地をセレクト。肌触りが良く、ずっと触っていたくなる肉厚な生地です。リヨセルは肌にも地球にも優しいエコ素材です。 

<フード>

フードは、肩に乗るように試作を重ね辿り着いた形です。フードの一部に芯を入れることで、台衿のような役割を果たします。そのため、ジャケットやコートの下に着てもフードがもたつかず、アウターの衿に沿う為、美しいシルエットを演出します。ジップパーカーは、ジップを上まで上げると衿元が立ち上がり、防寒効果が高まります。

 

<袖>

ジップパーカーの袖は、ジャケットなどで使用される2枚袖(2枚のパーツを縫い合わせたもの)を採用し、より着やすく上品なシルエットにしました。ジャケットやブルゾンなどの下に着てもゴワつかず、ストレスフリーな着心地に。

プルオーバーパーカーの袖は1枚袖にすることでジップタイプよりもカジュアルなデザインにしました。

 

<脇>

ジップパーカーの脇は、接ぎ(縫い目)をなくすことですっきりとしたデザインにしました。接ぎを無くすことで、重ね着してももたつきません。

プルオーバーの脇は、ファスナーがない分着脱が難しくなるため、リブを付けることで伸縮性を持たせ、着脱がしやすいようにしました。

 

<肩>

着崩れない、疲れない、動きやすいを研究し、最適な着心地を検証した結果、肩の接ぎ(縫い目)が通常よりも後ろに。さらに、着用時のシルエットがすっきりと見える効果もあります。

ジップパーカーとプルオーバーパーカーそれぞれの特性に合わせ、細部にまでこだわったIKIJIを代表する商品です。開発に三か月以上を費やした今も修正を加えながら、より良い商品を目指しています。

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