IKIJIの流儀9 - 江戸の三白

日本人の美学を代表するのは、「暗がり」と「翳り」だと谷崎潤一郎の名著
「陰翳礼讃」に書かれておりますね。西洋ではいたるところに照明があり陰を
消す事を考えておりますが、日本人は薄暗い行燈のようなもので、あえて陰を
作ったりしておりました。日本人はなぜうすぐらがりが好きなのか?谷崎のこ
の疑問が世界的に影響を与えた「陰翳礼讃」を生んだようです。


 古来の日本には色彩を表す表現が無かったようで、「明」、「暗」、「顕
」、「漠」の四つの光による表現だけで、明るい、暗い、微かな光の顕、ちょ
っと暗いの漠しかなかったようで、次に太陽の赤や青空の青や光の白という、
色彩の表現として赤青白が生まれたようです。やっぱり白は光からだったよう
ですね。日本人が白に拘るのは、生活の中に光を求めていたからのようですね


 江戸時代の生活も決して明るいものだけではなかったと思いますが、その中
で江戸の町民たちは毎日の生活の中で明るい白を求めておりました、それは「
白米」、「豆腐」、「大根」の三つで、これを江戸の三白と呼んでおりました
。何はなくとも白いご飯ですね、銀シャリなんて表現は大東亜戦争時に白米が
無くなってつけられた洒落っ気の無い言葉です。そして毎日でも白い豆腐、こ
れには葱やオカカはかけずに生醤油を垂らす、そして白い大根は大根おろしで
すね、大根はあたらないから大根役者の例えがありますが、何にでも大根おろ
しを添えるのは食あたりしないように毒消しの意味だったようです。


 そうそうIKIJIの三白と言えば、自慢の良質の綿で作られたプレーンな白シャ
ツ、最高級の綿で肌触りのいいSUVINの白いポロシャツにベーシックな白のT
シャツですね。この三点はなんにでも合わせられる年間商品の基本中のキの三
大シャツで、IKIJIの自慢の光りを放つ逸品たちです。この三点は現代の生活の
中でもファミリーのマストアイテムですね。 私達のお店ではいつでもヒカリ
輝き続けるIKIJIの三白をご用意しておりますので、是非ともご来店の折にお手
に取って頂きたいと思います。