【特別企画】二宮五郎商店代表に聞く 革にかける情熱<後編>

IKIJIのメンバーにインタビューをする企画第2弾。今回は、革製品を作っている二宮五郎商店の二宮社長です。<後編>は、二宮五郎商店の代名詞であるホーウィン・風琴マチ・カワオリガミについてお届けします。

 

IKIJIプロジェクトマネージャー近江(以下:近):二宮さんと言えば、ホーウィンと風琴マチとカワオリガミが3大有名商品だと思うのですが、その3つの商品について細かく教えてください。

二宮さん(以下:二):ホーウィンは、コードバンでは世界一と言われていて、契約が厳しくて、ホーウィンの名前を使用する商品は、すべてホーウィンでなければならないという契約があるの。だからダブルネームを使うのも、1つの製品を作るのも難しいんだよね。裏に他の物を貼ったりすることもできないからね。あとは、100年以上の歴史がある老舗の会社だし、使用しているブランドも有名な老舗の企業が多いんだよね。だからここまでホーウィン社は有名になったんだと思うよ。

近:次に風琴マチについて教えてください。普通の蛇腹の商品と比べて難易度はどのくらい違うものなのでしょうか?

二:普通の蛇腹と比べて作成するのに難易度は数十倍あるよね。段を水平に同じ幅で作るのが、非常に難しくて緻密な作業になるの。100個作ったら100個同じ幅にならないといけないでしょ。そこが一番難しいよね。風琴マチは50年位作っているからね。

近:普通の蛇腹と工程数も違うのですか?

二:工程数もだいぶ違うね。普通の名刺入れを1人の人が1日に1個作るとすると、風琴マチは3日はかかるから。単純に3倍かかるよね。

近:私も初めの頃にいただいた名刺入れを10年程愛用していますが、沢山入って、出し入れがしやすく、本当に使いやすいです。

 

 

近:カワオリガミの名前の由来を教えてください。

二:世界中どこを見てもお財布などは同じ形のものしかないでしょ?それをずっとなんでかなぁと考えていて。根底には風琴マチがあって、これを発展させていこうと考えていた頃に、オリガミを海外の子どもたちに教えている番組を観たの。オリガミがポピュラーになってきていたので、オリガミを発展させて作ろうと思いついて。そのためにいかにシンプルに組み立てるかが重要になって、カワオリガミが出来上がったわけ。その後、有名なブランド数社がオリガミというシリーズを出していて、間違ってなかったなと。

 

 

二:最近はレーザー加工で文字を入れられる機械を導入して、簡単に文字を入れることができるようにしたの。IKIJIの説明とかを製品に入れてもいいよね。レーザーで入れるといい感じに上がるんだよね。

近:来年10周年なので、レーザー刻印のフェアなどをやりたいですね。

二:それなら協力できると思うよ。

近:ありがとうございます。本日は貴重なお話しありがとうございました!