【10周年特別企画】すみだの男たち PART1
江戸時代から日用品や生活用品を作る職人が多く住み、「ものづくりのまち」
株式会社片岡屏風店 片岡 孝斗 (以下:片)
東京唯一の屏風専門店。節句飾りから大型の金屏風、オーダーメイドまで様々な屏風をつくっている。
刷毛を使い丁寧に糊づけを行う片岡さん。
片:その日の気温や湿度によって糊の水分量を細かく調整し、一番適した状態にしています。
片:湿り気を与えた紙は乾燥すると縮むため、木枠に貼ったときシワのないきれいな状態に仕上がります。
片:木枠づくりや下貼りをする工程は表から見えない作業ですが、良い屏風に仕上げるためには欠かせない工程です。丁寧に仕上げたものはその分長持ちしますね。
<INFORMATION>
有限会社サトウ化成 佐藤 憲司 (以下:佐)
ウレタン素材の抜き加工を行う会社。” つくり手と製品と使い手をつなぐ ” がモットー。試作品一個から対応をしている。
ウレタン・スポンジ・ゴムなど様々な素材の加工をしている佐藤さん。ウレタンを使った緩衝材などをつくっています。
佐:ウレタンというと想像しにくいけど、プールで使われるビート板なら分かるでしょ?軽くて柔らかいから色々な使い方ができるんです。
型抜きに使われる大きな機械。
長年使われてきた機械のメンテナンスは欠かせない。
佐:思いついたものはなんでもつくっちゃう!最近は趣味の釣り用にフック(針)ケースを作ったりしています。ビート板素材なら濡れても平気だし!趣味から入るものづくりも大切だと思っています。
<INFORMATION>